ヒヨドリ その後

前回投稿からひと月。その後のヒヨドリの動きも、なかなか興味深いものがありました。

 庭の赤い実を食べ尽くして姿を減らしていたヒヨドリですが、時折聞こえる鳴き声に目を向けると、今度は椿と近くのセンダンの木に飛来しています。椿では蜜を、センダンでは実を食べているようです。

 センダンは成長が早く、葉が落ちた冬の枝に鈴なりの実をつける木です。実はヒヨドリやムクドリなど、比較的大きな鳥の餌になります。サポニンなどの毒がありますが、鳥には影響がないようで、好んで食べるというより、餌が乏しくなった時の“最後の選択肢”のようにも見えます。

 このセンダンの木、50年ほど前は近辺ではほとんど見かけなかったように感じます。調べてみると、平安時代に中国から渡来し、鳥によって種子が運ばれ発芽・成長する里地性の樹木とのこと。成長が早く痩せた土地でも育つため、畑の縁や土手、空き地などに定着しやすいようです。

 昔は、勝手に生えた木は小さいうちに伐られていましたが、今は管理されずに残ることも多くなりました。現在の里山の変化とも、どこかでつながっている現象なのかもしれません。

 なお、「栴檀は双葉より芳し」の栴檀は、同じ漢字を用いますが、このセンダンとは別種(香木の白檀)です。(投稿:K.W.さん)

2026年02月15日